白酒&ひし餅

2015年 03月2日 - 日常

金のびょうぶに うつる灯を かすかにゆする 春の風
すこし白酒 めされたか あかいお顔の 右大臣

「ひなまつり」の歌詞3番の「白酒」ですが、もともと、桃が百歳を表す「百歳(ももとせ)」に通じることから、桃の花を酒にひたした「桃花酒(とうかしゅ)」を飲む風習がありましたが、江戸時代から白酒が好まれるようになりました。

また、ひなまつりに食べるひし形のおもち=ひし餅があります。
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もともとは白と緑の2色を重ねていましたが、やがて桃色が入って3色となりました。
色、形、素材のすべてに健やかな子に育ってほしいという願いが込められています。
 桃色 ⇒ 解毒作用のある赤いクチナシの実が入る。赤は魔よけの色。
 白 ⇒ 血圧を下げるひしの実が入り、子孫繁栄、長寿、純潔を願う。
 緑 ⇒ 強い香りで厄よけ効果があるよもぎもち。健やかな成長を願う。
また、この3色を重ねる順番で春の情景をあらわしています。
・下から緑・白・桃色の順番で、“雪の下には新芽が芽吹き、桃の花が咲いている”
・下から白・緑・桃色の順番で、“雪の中から新芽が芽吹き、桃の花が咲いている”
どちらの順番もあるそうなので、おうちのひし餅をチェックしてみてはいかがでしょう。

あすは、ひな祭り・桃の節句ですね。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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