昨日は、旧正月14日

2015年 03月5日 - 日常

IMG_20130223_224946「旧暦正月14日は、全ての望み・願いを叶えてくれる最良の日だ」と、先人から聞きおよんでいます。
今年もその日に、供養と祈願の寺・立正院きしもじんでは「六三除け星祭」の御祈祷会を修行して、御尊家ご家族皆々様の無病息災・身体健全・交通安全・心願成就等を祈り、併せて本年厄年に当たっておられる方の厄除開運および各種のご祈願をお勤めいたしました。
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ご参詣をいただきました皆様に御礼申し上げます。

旧暦を用いていた頃、福島県北地方ではこの日に「松送り」という行事を行っていました。
あずきがゆを作って家族全員で食べ、正月中に神棚や玄関などに飾っていた松をすべてはずし、重ねた松の上にお札やおかゆをのせて畑まで運び、畑に立てておいた棒にこれをくくりつけ、米を手にとってまいて礼拝するのです。
つづいて、みず木の枝に小さく丸めただんごをさして神棚に飾り、その年の豊作を願う「だんごさし」を行ったものです。
さらには、「成木責め(なりきぜめ)」という行事もありました。
果樹(おもにカキ)の豊作を願って、ひとりが「なっかーなんねが、なんねどなたで切っちまうぞ、ほーいほい」と唱えて小さな木を傷つけ、ほかのひとりが「なり申す、なり申す」とこたえて傷口に小豆粥をぬる、といった行事です。
いずれも五穀豊穣を願った正月行事ですが、今はだんだんと消え失せてしまっているのがザンネンです。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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