暑さ寒さも彼岸まで

2015年 03月20日 - 日常

お彼岸というのは私たちの住む現世から、向こう岸にある迷いのない、悟りの世界へ渡るための仏道修行期間です。
浄土へ渡るために仏教の教えを守り、行いをつつしむ期間です。
3月と9月の年2回で、今ではそれぞれ春分の日と秋分の日と結びつき、墓参りなどをする年中行事となりました。
祝日法でも春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」とされ、秋分の日は「先祖を敬い、亡き人を偲ぶ日」と定められています。
期間はそれぞれ7日間ずつとされていて、例えば3月だと春分の日の3日前が彼岸の入り、春分の日が中日、3日後が彼岸の明けとなります。

「暑さ寒さも彼岸まで」のことばのとおりお彼岸は季節の区切りとされています。
ただ、昼と夜の長さが同じだからといって同じ気候になるというものではありません。
暑さの名残りがあるため、秋分の日の方が10度以上も気温が高いのですが、厳しかった残暑の暑さも、冬の寒さも、秋分の日、春分の日を境に目処がついてくるということから「暑さ寒さも彼岸まで」というようになったのです。

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明日は彼岸のお中日。
お彼岸の期間中にはお墓参りにでかけるのが風習となっています。
念入りに掃除をするなどお墓の手入れをしてお参りをして、仏壇にはぼた餅、季節のくだものやお花を供えて毎日手を合わせます。
お彼岸に仏事をちゃんとすると仏様からの功徳があるといわれています。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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