仏道修行の一週間

2015年 03月22日 - 日常

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お彼岸は、ご先祖さまへご供養するだけでなく、私たち自身が仏道修行を実践する一週間でもあります。
「彼岸」とは悟りの世界。
心穏やかな悟りの境地に至るには、次の6つのことを実践することが求められます。

1「布施」(ふせ)・・・・財や心を他人に施すこと
2「持戒」(じかい)・・・・心を戒めること、他人に迷惑をかけないこと
3「忍辱」(にんにく)・・・不平不満を言わないこと、腹を立てないこと
4「精進」(しょうじん)・・常に努力をおしまないこと、全力で物事にあたること
5「禅定」(ぜんじょう)・・心を静かに保つこと、反省を忘れないこと
6「智慧」(ちえ)・・・・・真実を見る智慧、正しい判断力を身につけること

この6つの修行を仏教では六波羅蜜(ろくはらみつ)と呼びます。
6つのこと、みなさんは実践できていますか?
普段の生活に照らして考えてみてください。
頭では思っていても、なかなか実践できないことばかりですよね。
この6つの修行を、春と秋の年2回みんなで実践しようというのが、お彼岸の教えです。
もちろん、お彼岸に、お寺やお墓、仏壇にお参りするのも「六波羅蜜」の実践に通じる大切な仏道修行です。

「暑さ寒さも彼岸まで」といわれるくらい、お彼岸の季節は穏やかな季節です。
せめてお彼岸の一週間は、お寺にお参りし、心穏やかに、仏道修行に励んでみてはどうでしょうか。

六波羅蜜の修行は、自分の心がけひとつで誰にでもできることです。
6つの修行を通して心豊かな人柄を身につけましょう。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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