花冷えの毎日

2015年 04月10日 - 日常

連日、寒さがぶり返しています。
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しばらく暖かい日が続いた後、ぶり返す寒さを3月までは「寒の戻り」あるいは「余寒」などと表現していました。
同じように寒さのぶり返す時、その季節毎に違った言葉で表されています。
今年は桜の開花が早かったため、すでに花が散ってしまった地方もありますが、やはり一般的に桜の季節と言えば4月、お花見に行って妙に肌寒い日もあるでしょう。
この頃の寒さは、桜の花になぞらえて「花冷え」と表現されています。
5月、日本列島は新緑のシーズン、時折、若葉も震えるような冷たい空気におおわれ、「若葉寒む」と言われる事があります。
また6月、北海道ではライラックの花が満開になる頃、肌寒い日が続く事があります。
ライラックの別名をリラと言う事から、「リラ冷え」と表現される事があるようです。
さらに季節が進んで6月から7月にもなると、日本列島は雨の季節、東風が吹き込むと、太平洋側の地方は一週間から10日にもわたって肌寒さが続いてしまう事があります。
この頃は一般的に「梅雨寒む」と表現されているようですね。

このように寒の戻りと同じように寒さがぶり返す場合、季節の植物などになぞらえて寒さの表現が変わって行くんですね。
それにしても早く春の暖かさが戻らないと、サクラが可哀想ですね。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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