初もの75日

2015年 04月20日 - 日常

旅先の居酒屋で「季節の野菜天婦羅」なんていうメニューを注文し、冷凍の具材を揚げた一品を首を傾げながら喰らいついていましたが、きょうは地物のタラノメを頂戴いたしましたので、夕方の食卓は「初物」をてんぷらでご馳走になりました。
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「初物(はつもの)」とは、その季節の最初にとれた野菜・果物・穀物・魚などのいわゆる、走りの物を言い、「旬(しゅん)」とは、魚介類・野菜などの味のよい食べ頃の時期、すなわち出盛りの時期を言います。

さらに「はしり」とは、その季節に初めて出回るもの、いわゆる初物のことです。
その反対で、今年もシーズンが終わりだなという時期を「なごり」といいます。
その間の出盛りのものを「旬」といいます。
旬の走りと旬の名残から「はしり」と「なごり」が生まれたと考えられます。
「はしり」も「なごり」も食材の旬を感じる言葉で、ちょっとした時にすっと出てくればおっと思われる用語です。
「初もの七五日」といわれるように、その年の初物を食べると75日寿命が延びて長生きできるという諺もあります。
その由来のひとつが初物には生まれたての生気がみなぎっているからと言われて来ました。
生気がみなぎる初物を食べることで、新しい生命力が得られると考えたのです。
初ものの「タラノメ」をいただきましたから、月末のイベント成就にめけてまたまた頑張りましょう。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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