災害を風化させることなく・・・

2015年 05月11日 - 日常

日本海中部地震(にほんかいちゅうぶじしん)ってご存じですか?
この地震は、1983年(昭和58年)5月26日11時59分57秒に、秋田県能代市西方沖80kmの地点で発生した逆断層型の地震で、マグニチュードは7.7でした。(福島市震度3)
当時日本海側で発生した最大級の地震であり、秋田県・青森県・山形県の日本海側で10mを超える津波による被害が出ました。
国内での死者は104人に上り、そのうち100人が津波による犠牲者だったそうです。
家屋の全半壊3049棟、船舶沈没または流失706隻、被害総額は約1800億円と伝えられています。
秋田県男鹿市の加茂青砂では、遠足で訪れていた北秋田郡合川町(現在の北秋田市)立合川南小学校の児童43人と引率教諭たちが津波に襲われました。
多くは漁船や付近の女性などに救出されましたが、児童13人が死亡しました。
遺留品の散乱する現場の空撮映像が全国ニュースで配信されたこともあって、県民や国内はもとより日本国外にも大きな衝撃を与え、合川南小学校にはローマ法王ヨハネ・パウロ2世をはじめ、全世界からメッセージが寄せられました。
また同校では外国人音楽家による無料演奏会も催され、男鹿市立加茂青砂小学校(2001年(平成13年)4月に北陽小学校へ統合され廃校)には、合川南小学校の慰霊碑が建立されています。(Wikipedia参照)
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日本海中部地震発生より今年でまる32年、仏教的に申すならば33回忌に当たります。
法華宗東北教区主催の年忌法要が、明日12日に男鹿市の加茂青砂において執り行われます。
法華坊主はその法要に参加するためにこれから出発しますが、詳報については追ってお知らせします。
東日本大震災と同じように、私たち東北人は特にこの災害を風化させてはいけないのです。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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