紅一点

2015年 05月29日 - 日常

初夏の眩しい太陽の下で、境内の石榴(ザクロ)の花が紅く咲いています。
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さて「紅一点」といえば、大勢の男性の中に女性が一人だけいる様子です。
緑の草原の中に一輪の紅い花が咲いている光景で、女性を花に例えたわけです。
ところで、この紅い花は何の花でしょう。
シャクヤク? ボタン? ユリ?
実は「石榴(ザクロ)」の花です。
中国の宋代の詩人、王安石の「石榴詩」の中にある『万緑叢中紅一点 動人春色不須多』という一節がもとと言われています。
「広い緑の草原に紅い花が咲いている」「春の景色はたったこれだけのことで人の心を動かす」といった意味だそうです。
ザクロは中国ばかりでなく、世界中で広く栽培されています。
日本ではもっぱら観賞用ですが、もちろん食用でもあります。
その花が咲き出すのが、梅雨入りを前にした今頃の季節です。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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