今日から6月

2015年 06月1日 - 日常

最近はクールビズの影響で、衣替えの時期が変化しつつあります。
本来は「衣更え」と書きますが、現代は「衣替え」と書くことが多いようです。
衣替えの週間は、平安時代に宮中の行事として始まったものです。
しかし、当時は今と違って旧暦の4月1日と10月1日に行われていました。 
もっと複雑になったのは、江戸時代の武家社会からで、ここでは4月1日から5月4日と、9月1日から9月8日までは袷「あわせ」(裏地付きの着物)を、5月5日から8月末日までは帷子「かたびら」(裏地なしの単仕立ての着物)を、9月9日から3月末日までは綿入れ(表布と裏布の間に綿を入れた着物)の着用を定められていました。
したがって年4回も衣替えをしていたわけです。
衣替えが6月1日と10月1日になったのは明治以降で、学校や官公庁、銀行など制服を着用する所では、現在もほとんどが、この日に行われています。
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衣替えなんて制服だけかと思えば実は和服を着ている人たちの間でもこのしきたりが今も重視されているのです。
正式には、6月から9月までは単を、10月から5月までは袷を着用するのが決まりです。
僧侶の法衣も、もちろん今日から夏衣を着用します。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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