水無月雑感
2015年 06月2日 - 日常
日本では、旧暦6月を水無月(みなづき)と呼び、現在では新暦6月の別名としても用います。
水無月の由来には諸説あります。
➀文字通り、旧暦6月というと梅雨が明けて水が涸れてなくなる月であるから水無月というと解釈されることが多い
➁逆に田植が終わって田んぼに水を張る必要のある月「水張月(みづはりづき)」「水月(みなづき)」であるとする説
➂他に、田植という大仕事を仕終えた月「皆仕尽(みなしつき)」であるとする説
➃水無月の「無」は「の」という意味の連体助詞「な」であり「水の月」であるとする説
私の説では➃が有力のようですが、現在のように(梅雨時の)新暦6月の別名として用いられるようになってからは、「梅雨で天の水がなくなる月」「田植で水が必要になる月」といった解釈も行われるようになりました。
今年はまさに「水無月」です。
農家の方々は、恵みの雨を待ち望んでいることでしょう。
ありがとうございました。 法華坊主 Joe