幽玄の空間

2015年 06月8日 - 日常

福島県磐梯町の史跡・慧日寺跡をライトアップする「月待ちの灯り」が5日、始まったというニュースを見ました。
千個の紙灯籠が並び、幽玄な雰囲気を醸し出していて、7日まで・・・とか。
最終日の今夕(7日)観に行ってきました。
IMG_20150606_192007[1]
千のともしび、宵闇の音と光に包まれた幽玄の空間は、陽が沈むとともに現われてきました。
IMG_20150606_192242[1]
自然などをモチーフにした切り絵をあしらった紙灯籠が柔らかな光を放ち、敷地内に復元された金堂や中門、石敷き広場などを浮かび上がらせていました。
IMG_20150606_194647[1]
金堂では、慧日寺跡周辺の町並みを空撮した動画を上映していました。
それによると、慧日寺は今からおよそ1200年前、南都で法相教学を学んだ後に都を離れ、理想の修行の地を求めてはるか東国へと錫を振った稀代の学僧「徳一」によって開かれた寺院です。
創建以来、栄枯盛衰を繰り返しながらも大きく繁栄し、長く会津仏教文化の中心的役割を担ってきました。
明治の初めに廃寺となり、昭和45年に寺跡は国の史跡に指定されました。
近年、史跡整備事業により創建期の金堂・中門が復元され、開祖徳一の意思を伝える古代儀礼空間が悠久の時を越えて甦ったということです。
今日は初夏の眩しい陽差しに覆われたなか法事やお参りがあって忙しくしていましたが、風もなく爽やかな一日でしたので、夕方から「仏都会津」へ出掛け、数時間ではありましたがプチ観光を堪能してきました。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

投稿記事を読む - コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です