ゲシの次はハンゲ

2015年 07月2日 - 日常

子供のころ「ゲシの次はハンゲだ、ハンゲだ」と近くのバアさんが言っていたことを思い出します。
少し大人になったころに、ゲシは「夏至」ということが解りましたが、ハンゲが解ったのはそれから暫くしてのことでした。

今日(7月2日)は「半夏生(はんげしょう)」で、夏至から数えて11日目です。
梅雨の末期で、半夏(烏柄杓・カラスビシャク)という毒草が生える多湿で不順な頃とされています。
農家の人たちはこの日までに田植えを済ませ、どんなに気候不順な年でもこの後は田植えをしないという習慣がありました。
地方によっては、ハンゲという妖怪が徘徊するという言い伝えがあり、この時期に農作業をしないようにという戒めになっているようです。
半夏生までに田植えを済ませた農家では、この日の天候で稲作のできを占います。
半夏生は、この植物にちなんで名付けられたとされています。
地域によっては、「田に植えた苗がタコの足のようにしっかりと根付くように」との願いを込めタコを食べる習慣があります。
烏柄杓(カラスビシャク)は毒草ですが、生薬としても用いられているそうです。
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ありがとうございました。  法華坊主 joe

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