夏の大三角形

2015年 07月7日 - 日常

今日は「七夕」。
七夕は、古代中国の七夕伝説、手習い事の上達を願う「乞巧奠(きっこうでん)」という行事に、日本古来のしゅうかく行事が結びついたものです。
日本の旧暦の七夕は稲(いね)の開花期で、水害や病害などが心配な時期です。
また、お盆(旧暦7月15日)の準備をする頃にもあたります。
そこで、棚機女(たなばたつめ)という巫女(みこ)が、水辺の棚の上に設けられた機屋に入り、棚機(たなばた)と呼ばれる機織(はたお)り機を使って先祖にささげる衣を織りあげ、それを祀って収穫の無事を祈りました。
「棚(たな)」には、神聖なものを一段上げるという意味があります。
やがてこの行事と「乞巧奠」が交じり合い、願い事を短冊に書いて笹に飾る行事に変化していきますが、もともとは7月7日の夕方を表して七夕(しちせき)と呼ばれていたものが、棚機(たなばた)にちなんで七夕(たなばた)という読み方に変わっていきました。
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東の空を見上げて「夏の大三角形」を探します。
少し細長い三角形で、ベガ、アルタイル、デネブの3つの星です。
「夏の大三角形」の周囲にある光の帯が天の川です。
皆さんの地方では、天の川を観ることができましたか?

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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