夏の風物詩=花火

2015年 07月28日 - 日常

夏の風物詩の一つ「花火」。
全国各地で花火大会が催され、大勢の人で賑わいます。
ドーンと言う大きな音に心が踊り、夜空に花咲く色とりどりの輝きにワクワクしてしまいますよね。
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日本の花火の歴史は、1543年、種子島に火縄銃とともに火薬が伝来しました。
そして戦乱がおさまった江戸時代になってから、観賞用の花火が登場してきました。
天正17年(1589年)に伊達政宗が鑑賞したとか、慶長18年に(1613年)イギリス国王の使者が駿府城の徳川家康を尋ね、持参の花火を見せたという記録があります。
この時、家康が見たのは竹筒に火薬を詰めて火を噴くだけのものでしたが、三河地方に残る「手筒花火」はこの名残だといわれています。
その後、花火は急速に発展し、江戸で開花していったのです。
花火は将軍家をはじめ諸大名の間で流行し、江戸の大川端(隅田川の下流右岸一帯の称。大川=現在の隅田川)の下屋敷での年中行事となりました。
やがて町民の間にも流行し、花火師や花火売りが登場しましたが、花火が原因の火災が多発したため「花火禁止令」が出され、花火を行う場所は大川端のみ許可されることになりました。
その後、享保17年(1732年)に全国的な飢饉とコレラが流行し多数の死者が出たため、享保18年(1733年)の川開きで慰霊と悪疫退散を祈願する水神祭が催され、盛大に花火が披露されました。
これが「両国川開き花火」(隅田川花火大会の原型)の始まり、つまり花火大会のルーツと言えます。

これから福島でも各地で花火大会が催されます。
ぜひ、浴衣を着て出かけてみたいですね。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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