暑さ対策

2015年 07月29日 - 日常

真夏の太陽が照りつける暑い日も、風が吹いてくると少ししのぎやすい気がします。
また、水辺の風景や噴水の水しぶきなどは、見るだけで涼しさを感じますね。
エアコンも扇風機もない時代、人々は高温多湿で蒸し暑い日本の夏を乗り切るために、自然の風や水を使って上手に涼を呼び込んでいました。

➀ 外の暑い熱を遮断して、部屋の中に上手に風を取り込んでくれるのが、簾(すだれ)や葦簀(よしず)。
yjimageAE8LPUQJ
➁ 心地よい風が吹くと、チリンチリンと涼しげな音で、涼を誘ってくれるのが風鈴(ふうりん)。
yjimage
➂ 風を送るだけでなく、陽の光を遮ったり、平安貴族の間では顔を隠したりする道具としても使われてた団扇(うちわ)。
yjimageYKL24QJP
➃ 水を張って浸かったり、水をかぶったり、濡らした手ぬぐいで体を拭いたりしてさっぱりとする「行水」に用いられた盥(たらい)。
yjimageYKL24QJP
さらには、涼しい気がするだけでなく実際に気温を下げるのが「打ち水」です。
撒いた水が蒸発するときに気化熱として熱が奪われ、温度を下げる効果があります。
また、蒸発することにより、風が起き、涼しく感じることもあります。
昼間の炎天下に撒くと、どんどん蒸発してかえって蒸し暑くなることがあるので、朝のうちか、夕方、日が陰ってきてからまくのが効果的です。
水は、風呂の残り湯などを再利用するとエコですね。
また、打ち水には「場を清める」という意味合いもあるため、来客への心遣いとして玄関先に打ち水する習慣もあります。
クーラーをガンガンつけるよりも、水を撒く方が健康的なので、ぜひ試してみませんか。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

投稿記事を読む - コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です