田の面の節

2015年 08月2日 - 日常

今日から8月ですが、公開前に2日になってしまいましたね。

八朔とは、八月朔日の略で旧暦8月1日の節を言います。
古書を繙くと、八月朔日を「田の実の節」「田の面の節」「憑の節句」などと言うとあります。
かつては朝廷に対して公卿・幕府などからこの日に太刀・馬などを献上し、これに対してお返しをする重要な行事のある日であったのです。
「正旦に次ぎたる重儀なり」とあるのを見てもこれが窺えます。
本来、八朔は農家が豊作を祈る習わしとされていましたが、花街では新暦に合わせ、世話になっている人を訪ねてあいさつする行事として続いています。
京都市内の花街では、芸舞妓が芸事の師匠やお茶屋へ感謝の思いを伝えて回る夏の行事として、八朔が定着しています。

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果物のハッサクは、8月1日ごろに食べられるようになったため、この名が付いたともいわれていますが、今ではさすがにそんな真夏には食べられません。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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