盆経あれこれ

2015年 08月16日 - 日常

今年のお盆の棚経も一段落しました。
先週の激暑とは違って幾分しのぎやすい気候になりましたので、体調も崩さずお勤めすることができました。
それにしても、前週の38℃から15℃も低くなり、23℃の最高気温はお盆とは思えぬ陽気で、却って心配してしまいます。
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そんな中で今年の出来事をひとつふたつ。
盆中にあった法事での一コマ。
事前に電話あり「ご法事は黒い服(礼服)ですか?」とのお尋ねに「ご家族だけですし、暑い時期ですから平服でお参りいただいてよろしいですよ」とお応えしました。
ちなみに「平服というのは本来普段着の事ですが、やはり法事に出席するので地味な服装にします。男性であればダークスーツに白のワイシャツ、そしてネクタイなどの小物も地味なものにする」というのが一般的です。
ただ夏のことですから「濃色のズボンに白のワイシャツ、ノーネクタイでもOK」といったところでしょうか。
しかし中には平服でと聞いて、亡親の法事であってもの全くの普段着で参加をするという人もいます。
まさにソレ!
当家の息子さんは短パンにTシャツ、足元はクロックス。
「チョっとおかしいんじゃないの。もう少し弁えたら、女房も子供もいる40歳のオヤジなのだから・・・」と叫んでしまいそう。
それとも、墓参を済ませてそのままプールにでも行ったのかな?

もうひとつ。
アッつい日のこと、お経が終わると老婆がお茶を出してくれます。
ここのお宅は腰の曲がったおばあちゃん一人暮らしで、いつもカルピスが出てきます。
それも原液をそのままコップに注いで、もちろん氷なし。
断るか、飲み方のアドバイスをすればイイのですが、足を引きずりなから一生懸命にお寺さんを接待しようとする心&体に負けてしまって、なにも言わずにグッと飲み干してきます。

まだまだお盆中の好景珍景はあるのですが、私の教化のいたらぬ結果でしょう。
あとは、23日のお施餓鬼法要に向けて精進いたします。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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