先祖を敬い、亡くなった人を偲ぶ

2015年 09月22日 - 日常

お彼岸はインドなど他の仏教国にはない日本だけの行事です。
日本では、正月など神道にまつわる行事を行う一方、仏教を説いた釈迦の教えも受け入れてきました。
お彼岸は「日願」でもあるため、太陽の神を信仰する神道と結びつきやすかったという説もあります。
また、春の種まきや秋の収穫とも結びつき、自然に対する感謝や祈りがご先祖様に感謝する気持ちにもつながって、お彼岸は大切な行事となりました。
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彼岸の中日である「春分の日」「秋分の日」は国民の祝日です。
祝日法による趣旨は?
春分の日=『自然をたたえ、生物をいつくしむ日』
秋分の日=『祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ日』と規定されています。

秋分の日は太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになる日ですが、お彼岸にお墓参りに行く風習は、この太陽に関係しています。
仏教では、生死の海を渡って到達する悟りの世界を彼岸(ひがん)といい、その反対側の私たちがいる迷いや煩悩に満ちた世界を此岸(しがん)といいます。
そして、彼岸は西に、此岸は東にあるとされており、太陽が真東から昇って真西に沈む秋分の日は、彼岸と此岸がもっとも通じやすくなると考え、先祖供養をするようになりました。
明日は、その秋分の日を迎えます。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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