見物=狩り?

2015年 10月21日 - 日常

連日の好天で、近隣の野山も色づき「紅葉見物」が最高潮に達しています。
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紅葉見物のことを「紅葉狩り(もみじがり)」といいます。
本来なら、けものを捕まえるという意味の「狩り」が、時代とともに小動物や野鳥を捕まえるという意味にも広がり、さらには動植物を採るという意味(「果実狩り」「潮干狩り」)になって、草花などの自然を観賞するという意味(「紅葉狩り」「桜狩り」)をもつようになりました。
特に観賞する意味になったのは、狩猟をしない貴族が花や草木を眺めるために野山をめぐる様子を、狩りにたとえるようになったからです。
紅葉狩りは平安時代の貴族の間で始まり、紅葉を見物しながら宴を開き、その美しさを和歌に詠んで勝負する「紅葉合(もみじあわせ)」が流行しました。
それが江戸時代から庶民に広がり定着していきました。
週末は「紅葉狩り」に出かけてみてはいかがですか。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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