髪置・袴着・帯解

2015年 11月12日 - 日常

次の日曜日(15日)は、七五三です。
yjimage
七五三の起源は、室町時代に始まった「帯解(おびとき)の儀(ぎ)」です。
昔は7歳までは神の子と考えられていたことや、7歳までの死亡率が高かったため、無事に成長した子どもを神様に見せて感謝する意味もあり、性別を問わず立派な人に育ったことを祝ったのです。
それまでの幼児の着物はひもで結ぶだけですが、「帯解(おびとき)の儀(ぎ)」で帯をしめることで、魂が外にとびださないようにする意味もあります。
その後、3歳の男女が「髪置(かみおき)」、5歳の男の子が「袴着(はかまぎ)」、7歳の女の子が「帯解(おびとき)」の祝いを正月や誕生日にするようになり、江戸幕府3代将軍・徳川家光が四男・徳松(のちの5代将軍・綱吉)の5歳の祝いを、「鬼宿日(きしゅくにち)」という吉日にあたる11月15日に行ったことから、この日に七五三として祝うようになりました。
現代は、男の子のお祝いは5歳だけというのが、一般的です。

子供の成長は、家庭にとっても国家にとってもかけがえのないものです。
心身ともに健康に生育されますことをお祈りいたします。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

投稿記事を読む - コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です