年越しの「御霊祭」の供え物

2015年 12月2日 - 日常

12月に入り、お歳暮のシーズンになりました。
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お歳暮は、年越しの「御霊祭」(みたままつり)で塩鮭、するめ、数の子、塩ぶり、魚介類の干物などを祖先の霊に供えた名残りで、こうした供物を嫁いだ娘や分家の者が本家に持ち寄ったことに始まります。
その後、年末に帰省できない子どもや遠方に住む親戚が、祖先の霊や年神様(新年の神様のこと)に供える供物を本家に贈るようになり、やがて、日頃お世話になっている親類や上司などにも贈られるようになりました。
もともと「歳暮」は年の暮れを意味する言葉ですが、こうした年末の贈り物の呼び名として定着していったのです。
お歳暮は12月のはじめから20日ごろまでに贈るというのが一般的ですが、年内に品物が届けられれば大丈夫のようです。
また品物を百貨店などから送る場合は、お世話になった方に簡単なメッセージを添えると印象がよいかもしれません。
そこで、贈られてうれしい物は何か?とのアンケートをとると、
1位 商品券・ギフト券
2位 カタログギフト
3位 ハム・ソーセージ類
4位 洋菓子
5位 ビール
6位 果物
7位 畜産品・肉類
8位 コーヒー・紅茶・日本茶
9位 和菓子
10位 水産品・魚介類
だそうです。
逆に、こんなのもらってガッカリしたというのは、
1位 嗜好に合わない食べ物
2位 趣味に合わない雑貨や小物
3位 賞味期限の短い食べ物
というのがお歳暮を受け取る方々のホンネのようです。

日本のしきたりを守らない事は理解していますが、煩わしい風習でもありますね。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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