年神様と食事を共に

2016年 01月5日 - 日常

皆さんのお宅のお雑煮の特徴は何ですか。
お雑煮は、年神様にお供えした餅のご利益を頂戴するために、年神様の魂が宿った餅を野菜や鶏肉、魚介などといっしょに煮込んで作る、お正月には欠かせない料理です。
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そして、おせち料理やお雑煮をいただくときは、「祝い箸」を使います。
祝い箸は末広がりの八寸(約24センチ)で縁起がよく、「両口箸」「柳箸」「俵箸」とも呼ばれていて、祝い事には欠かせない箸なのです。
「祝い箸」は、両方の先端が細くなっていて、「両口箸」とも呼ばれます。
それは、一方は神様用、もう一方を人が使うためで、〈神人共食〉を意味しています。
おせち料理は年神様へお供えし、それを下げていただくもので、新年を祝い1年の恩恵を授かる意味から年神様と食事を共にするわけです。
両方とも使えるからといって、ひっくり返して取り箸にしたりするのはタブーです。
その大事な箸がお祝いの席で折れたりするのを忌み嫌うため、丈夫で折れにくい柳の木が使われています。
また、柳は水で清められた神聖な木とされ、春一番に芽吹くおめでたい木とされています。
そのため「柳箸」ともいわれ、縁起良く「家内喜(やなぎ)箸」と書くこともあります。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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