未婚の乙女が摘んだ七草

2016年 01月7日 - 日常

今日1月7日は、「人日(じんじつ)の節句」。
人日の節句は、桃の節供などと並ぶ、五節供(➀人日(じんじつ)1月7日=七草の節供、➁上巳(じょうし)3月3日=桃の節供、➂端午(たんご)5月5日=菖蒲の節供、➃七夕(たなばた)7月7日=笹の節供、➄重陽(ちょうよう)9月9日=菊の節供)のひとつです。
人日がピンとこない方でも、七草粥といえばわかりますね。
1月7日の人日の日に行われ、春の七草を入れた七草粥で邪気を祓います。
七草粥は正月行事として定着していますが、本来は「人日の節供」の行事だったのです。
前述のごとく、今日7日に、「人日の節供」に邪気を払うために食べるのが「七草粥」です。
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古代中国では元旦から7日目に人を占い、刑を行わず、7種の若菜を粥に入れて無病息災を願っていました。
この風習が日本へ伝わり、日本古来の若草摘みという風習と結びついて七草粥となり、江戸時代に公式行事となりました。
本来は7日の朝に食べるもので、前日の夜、未婚の乙女が摘んだ七草が「吉」とされていました。
早春にいち早く芽吹く春の七草の生命力にあやかって、無病息災を祈る七草粥。
ぜひ家族みんなで食べて、健やかな1年を祈りましょう。
人日とは文字通り 〈人の日〉という意味です。
古代中国では、元日は鶏、2日は狗(犬)、3日は猪、4日は羊、5日は牛、6日は馬、7日は人の日としてそれぞれの吉凶を占い大切に扱いました。
7日は人に刑罰も与えず、7種の若菜を入れた粥を食べ、無病息災や立身出世を願う風習がありました。
皆さんのお宅の七草は、未婚の乙女が摘んだものでしたか?それとも熟年の奥様がスーパーで購入したものでしたか?
どちらも有り難いものに違いありません。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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