大人になった自覚を持って

2016年 01月11日 - 日常

今日は「成人の日」。
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成人の日は、1948年に「1月15日は、大人になったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝い励ます日」と法律で定められました。
現在は、2000年に制定されたハッピーマンデー法に基づき1月の第2月曜日に改正されています。
全国で地域ごとに差はあるものの、毎年1月の上旬から中旬にかけて成人式が行われています。
しかしおめでたい事とはいえ、何故「成人の日」を祝日にしたのでしょうか。
一説によると、戦後物資も食料も足りない時代で一番乏しいとされていたのは「人材」でした。
良い「国家」を作っていくためには、国民自身が成長していかなくてはならないと考えた当時の役人たちは、「こどもから大人になった自覚を持ってほしい」と願ってこの日を祝日にしたそうです。
このように成人の日に込められた先人の想いを知ることが、成人になる第一歩なのではないでしょうか。
昨日(10日)に開かれた各地の成人式では、参加者同士とみられる傷害事件や交通事故、飲酒によるトラブルで逮捕されるケースが相次ぎました。
和歌山市では成人式会場の敷地内で、男性が男に殴られるなどして意識不明の状態で救急搬送されました。
静岡県湖西市では成人式会場の駐車場で、式に出る孫を見に来ていた老夫婦が乗用車にはねられ重傷を負いました。
現在の法律では20歳という年齢をもって成人したものとみなし、飲酒、喫煙などが許されますが、このような非常識な行為を見るにつれ、現在では成人式を迎えることよりも、社会人になることの方が一人前になる、大人になると意識される傾向が強く感じられます。
新成人の皆さん、「大人になろうよ」って、叫びたいですね。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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