一年のはじまり

2016年 02月4日 - 日常

季節を分ける二十四節気の中には、立夏や立冬など「立つ」のつく日があります。
暦の上でそれぞれの季節が始まる日ですが、その中でも「立春」は特別な存在です。
今、わたしたちが使っている暦では、お正月から1ヶ月遅れて立春を迎えますが、昔のひとが使っていた旧暦では、元日と前後して立春となりました。
つまり、立春はお正月、1年の始まり。
季節を分けるだけでなく、1年を分ける日でもありました。
八十八夜、二百十日など農作業で重要な節目となる日は、全て立春から数えています。
小寒から立春の前日(節分)までが寒の内で、気温の変化をみても、ちょうど寒さの底ですね。
まだまだ寒さは残りますが、明るい暖かな春への期待がふくらんで、「立春」は現代でも特別な存在といえそうです。
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またこの日の早朝、禅寺の門に「立春大吉」の文字が貼り出されます。
「立春大吉」の文字は左右対称で縁起がよく、厄除けになるといわれています。
法華坊主には、左右対称がなぜ縁起が良いのか、なぜ厄除けになるのかが理解できませんが、ポジティブに考えることにいたしましょう。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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