油揚げが大好物

2016年 02月6日 - 日常

今日は「初午(はつうま)」です。
初午とは、2月最初の午(うま)の日で、本来は農作業が始まる旧暦の2月に行われていました。
711年(和銅4年・奈良時代)のこの日に、稲荷社の本社である京都の伏見稲荷大社に稲荷大神が鎮座されたといわれています。
この日をしのび、伏見稲荷大社をはじめ、愛知の豊川稲荷や佐賀の祐徳稲荷神社など、全国の稲荷神社で盛大にお祭り(初午大祭)が行われます。
また、立春を迎える2月の最初の午の日は、一年のうちで最も運気の高まる日とされています。

稲荷神社(お稲荷様)は、全国各地にあるように思えますが、天満宮(天神様)と比べてどちらが多いと思いますか。
全国に神社は約8万社(81,166社)ありますが、その数は次の通りです。
1、八幡信仰・・・7817社(鶴岡八幡宮・宇佐神宮)
2、伊勢信仰・・・4451社(伊勢神宮)
3、天神信仰・・・3953社(大宰府天満宮・北野天満宮)
4、稲荷信仰・・・2924社(伏見稲荷大社)
さらには熊野信仰、諏訪信仰、祇園信仰、白山信仰、春日信仰などと続くようです。

稲荷神社といえばきつねですが、きつねは稲荷神のお使い役で油揚げが大好物です。
初午の日には、油揚げや油揚げにすし飯を詰めたものを奉納しました。
これが、いなり寿司の始まりで、きつねの大好物の油揚げを人間もたくさん食べられるよう考案されたのが、いなり寿司です。
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稲荷神社といなり寿司を「おいなりさん」と呼ぶのも頷けます。
いなり寿司は、東日本では米俵に見立てた俵型ですが、西日本ではきつねの耳に見立てた三角が主流です。
今夜の食卓に稲荷寿司は並ぶのでしょうか。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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