肌色が消えた?

2016年 02月13日 - 日常

お参りに出かけたときのお話です。
ぬり絵をしていたお子さんのクレヨンには、「肌色」がありません。
「どうして?」とママに聞いてみると・・・。
「最近のクレヨンには〈肌色〉がありませんよ」との答え。
クレヨンだけでなく、色鉛筆や絵の具からも肌色が消えているそうです。

帰ってきて、調べてみると、答えは次の通り。
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国際化が進んだ1900年代の終わり頃から「あの色を肌色というのは差別だろう」という風潮が高まりました。
韓国では肌色をめぐって韓国に居住する外国人が「肌色という表記は差別なので変更して欲しい」と国家人権委員会を相手に請願した結果、国家人権委員会が彼らの請願を聞き入れて変更を勧告したそうです。
一年の猶予をおいてすべてのクレヨンが「肌色」から「淡い橙色」に変更されたそうです。
とにかく、その風潮に配慮した大手のメーカーが2000年頃から、クレヨンや色鉛筆や絵の具に「肌色」という名称を使わなくなったわけで、「肌色」が消えたわけではありません。
それまで肌色と名づけられていた色は「うすだいだい」や「ペールオレンジ」と呼ばれるようになりました。
しかしこの新しい色名については、改名から10年以上経っているのに全く浸透していないのも事実のようです。
「肌色」世代としてはなんとなく違和感があるのも確かです。
「はだいろ」ガンバレ!!

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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