願いが「通る」

2016年 02月18日 - 日常

今日(18日)は、二の午でした。
初午の時にも申し上げましたように、京都の伏見稲荷を筆頭に全国のお稲荷さんで行われる行事です。
ところで、皆さんは稲荷社の本社である伏見稲荷大社に行ったことがありますか。
この大社の境内で最も有名なのがやはり千本鳥居です。
トンネルのように連なる真紅の鳥居はまさに圧巻です。
yjimage
千本鳥居とは、境内の後方にある稲荷山(お山)の奥宮から奥社に続く参道に密集して建てられている鳥居です。
朱塗りの鳥居が二筋の参道に隙間なく立ち並び,トンネル状になっています。
パンフレットによると、この辺りは神の降臨地であるお山の入口に当たり、現世から神の坐す幽界への関門として多くの鳥居が建てられたと考えられているそうです。
鳥居が二筋の参道に、左右二本併行して立ち並べられた理由は不明ですが、おそらく両部思想による金胎二界を表したものではないか、とのこと。
これらの鳥居は、江戸から明治時代に参拝者の奉納により、建てられはじめました。
鳥居を献ずることによって、願いが「通る」という語呂合わせから生まれた信仰だとされており、願いが「通る」たびに、鳥居を大きなものに変えて奉納する風習もあるそうで、現在でも鳥居奉納を受け付けています。
京都まで出かけなくても、伏見稲荷大社ほどの数ではないですが、全国各地に千本鳥居があります。
東日本では、青森・五所川原の高山稲荷神社
東京の根津神社境内にある乙女稲荷神社
鎌倉の佐助稲荷神社 などなど
一度、出かけてみては如何ですか。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

投稿記事を読む - コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です