娘を思う親心

2016年 03月3日 - 日常

昔から、「雛人形を早くしまわないと、嫁に行きおくれる」と言われ、雛祭りが終わったら早めにしまうようになったのはなぜでしょう?
諸説あるようですが、一つ目は「厄ばらいをして不幸を遠ざけるため」と言われています。
雛人形の由来をみてもわかるように、雛人形には我が子の厄や災いを引き受ける役目があります。
そこで、厄を移した雛人形をいつまでも身近に置いておくと幸せな結婚もできないと考え、早くしまったほうがよいとされました。
二つ目は「きちんとした娘にしつけたいから」と言われています。
美しい雛人形はいつまでもながめていたいもの。
また、いざ片付けるとなると面倒です。
しかし、片付けも満足にできないようではきちんとした女性にはなれず、いいお嫁さんにもなれないため、早く片付けるようしつけました。
三つ目は「お雛さまのように早く幸せになってほしいから」です。
雛人形は婚礼の様子をあらわしているので、早く飾り出すと「早く嫁に出す」、早くしまうほど「早く片付く(嫁に行く)」ことに通じると考え、早く幸せな結婚ができるよう願いました。
yjimage3M1PCYQV
どの考え方にあっても、そこには娘を思うこんな親心があったということですねぇ。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

投稿記事を読む - コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です