春は「ぼたもち」

2016年 03月19日 - 日常

春のお彼岸には「ぼたもち」がつきものです。
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すでに彼岸の入りにお作りになった方、明日のお中日に向けて今ごろ一生懸命に作っておられる方、それぞれでしょう。
みんなが大好きな「ぼたもち」!
甘いものが貴重だった昔はごちそうであり、お供えやおもてなしとしてお彼岸に欠かせない食べものです。
ところで、「ぼたもち」と「おはぎ」どちらもよく似ていますが、いったい何が違うのでしょう?
実は基本的には同じもので、季節によって呼び名や作り方が変わるもです。
「ぼたもち」は「牡丹もち」と書き、春に咲く牡丹の花に由来します。
「おはぎ」は「お萩」と書き、秋に咲く萩の花に由来します。
つまり、春と秋で呼び名が変わるんですね。
また、材料となるあずきは秋に収穫されます。
とれたてのあずきが使える秋は、皮ごと使ったつぶあんに、冬を越した春は、かたくなった皮を取ってこしあんにして使います。
だから、「ぼたもち」はこしあん、「おはぎ」はつぶあんを使って作るのだそうです。
さらには形にも違いがあるようです。
牡丹は大きくて丸い花、萩は小さくてやや細長い花。
そこで、「ぼたもち」は大きめで丸いかたちに、「おはぎ」は小ぶりのたわらのように作ります。
今は季節にかかわらず同じ呼び名や作り方をしている場合も多くなりましたが、昔は春と秋で呼び名や作り方が変わったのです。
あなたが食べているのは「ぼたもち」?それとも「おはぎ」?
チェックしてみてくださいね!

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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