新生活の始まり

2016年 04月7日 - 日常

小学校から大学まで、入学式が各地で行われています。
yjimageRXAAJOYU
入学式とは、学校に入学することを許可し、そのお祝いをするための式典です。
幼稚園や保育園なら「入園式」、会社なら「入社式」となりますね。
新入生にとっては見るもの、聞くもの、すべてが初めてとなる新生活の始まりであり、在校生にとっては後輩を迎える節目の日です。
日本では4月に入学するのが当たり前ですが、これは日本独自の文化で、世界では事情が違います。
江戸時代は寺子屋、私塾、藩校などが学びの場でしたが、特に入学の時期が定められていなかったので、いつでも入学できました。
その後、明治時代に西洋の教育が導入されると、高等教育では西洋にならって9月入学が主流となります。
しかし、国の経済力を強めて軍備を増強する富国強兵(ふこくきょうへい)政策により、政府の会計年度が4月~3月となったり、軍隊の入隊届出開始が4月になったりしたため、小学校や師範学校の入学時期がその影響で4月となり、大正時代には、高校や大学も4月入学になりました。
新しい制服に身を包み、サクラ吹雪の中を通学する姿に、心なしか応援したくなりますね。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

投稿記事を読む - コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です