赤いカーネーション

2016年 05月8日 - 日常

今年のGW、10連休も今日が最終日、長かったような短かったような。
そして今日は[母の日]です。
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今から100年ほど前、ウエストバージニア州に住むアンナ・ジャービスは、1905年5月9日に亡くなった母のミセス・ジャービスを追悼するため、フィラデルフィアの協会で白いカーネーションを配りました。
この日が1908年5月10日、つまり5月の第2日曜日でした。
アンナは、その後も母に感謝する日を祝日にするための普及運動を続け、1910年ウエストバージニア州が「母の日」を祝日として認定、その4年後には、5月の第2日曜日が「母の日」に制定され、アメリカ国民の祝日になりました。
日本では1913年(大正2年)ごろ、キリスト教会・日曜学校などでは「母の日」の行事が始まりました。
そして1915年(大正4年)に青山学院教授だったアレキサンダー女史によって紹介され、キリスト教関係団体が中心となって「母の日」を普及し始めましたが、まだ一般的な広がりはありませんでした。
さらに1931年(昭和6年)には、皇太后の誕生日である3月6日が「母の日」となりました。
1937年(昭和12年)に森永製菓などが普及活動を展開し、全国的に広がり始めましたが、戦争によりそれどころではない時代となりました。
終戦後の1947年(昭和22年)には、公式に5月の第2日曜日が「母の日」になったという経緯があります。
アメリカでは母の日が制定にあわせ、母が健在する人は「赤」、亡くした人は「白」のカーネーションを胸に飾る習慣ができましたが、やがて「飾るもの」から「贈るもの」に変わってしまいました。
日本でも昭和中期に定着し、1960年代には母のない子などに配慮してカーネーションが「赤」に統一され、母に感謝する日として親しまれ、最近はカーネーションばかりでなくアジサイが人気のようです。
ちなみに、母がもらってうれしいものは、➀手紙、➁食事券または旅行券、➂商品券または現金だそうで、時代を反映しています。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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