新茶を飲むと病気にならない

2016年 05月9日 - 日常

♫ 夏も近づく八十八夜
 野にも山にも若葉が茂る
 あれに見えるは茶摘ぢやないか
 あかねだすきに菅(すげ)の笠

今年は5月1日(日)が「八十八夜」でした。
八十八夜は、春から夏に移る節目の日、夏への準備をする決まりの日、縁起のいい日とされてきました。
また、「八十八夜の別れ霜」というように、この頃から霜もなく安定した気候となり、茶摘み、苗代のもみまき、蚕のはきたてなど一般に農作業の目安とされています。
しかし「八十八夜の忘れ霜」「さつき寒」とも言い、急に気温が下がって霜が降り、農作物や果樹に思いがけぬ被害を与えることを警戒したことばもあります。
そして今年も親しい先輩より「新茶」が送られてきました。
yjimageDPXHQ21X
この八十八夜とお茶が結びついたのは、「夏も近づく八十八夜・・・♪」と茶摘みを歌った唱歌の影響も大きいようです。
新茶時期の出始めは、新芽を手で摘んだ上質なお茶が手摘み茶として、その後摘み取りのピーク時にはハサミ摘みや機械摘みとなります。
八十八夜に摘み取られるお茶は、古来より不老長寿の縁起物の新茶として珍重されています。
茶摘み最盛期である八十八夜、縁起を担ぐという意味合いと気候条件も含めてこの時期のお茶は極上です。
お茶の新芽には前年の秋からひと冬越えて蓄えられた成分があふれています。
特有の若々しい香りが失われないうちに製茶された一番茶を、ゆったりと寛いで飲みたいものです。
一番茶は二番茶以降のお茶よりも、うまみのもとであるテアニンなどの成分を豊富に含んでいるそうです。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

投稿記事を読む - コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です