菖蒲湯で邪気を祓う

2016年 06月8日 - 日常

明日(9日)は旧暦「端午の節句」で、別名「菖蒲(しょうぶ)の節句」ともいいます。
もともとは古代中国発祥の厄祓い行事でした。
「端」は初めのという意味で、「端午」は月の初めの午(うま)の日をさし、5月に限ったことではありませんでした。
やがて、5月が十二支でいう午の月にあたり、「午(ご)の日」が5の日に通じること、5月5日は奇数が重なっておめでたい「重五(ちょうご)」の日でもあるため、5月5日が病気や災厄を祓う日となりました。
蓬(よもぎ)で作った人形(ひとがた)を軒に飾ったり、菖蒲酒を飲んだり、菖蒲湯につかって邪気を祓います。
時代に武家社会で「菖蒲」と「尚武」を掛けて、5月5日を「尚武の節句」として「端午の節句」にして祝ったのが始まりです。
それ故に5月5日に菖蒲湯にはいる習慣が受け継がれています。
菖蒲湯の歴史は中国の古い歴史に遡ります。
菖蒲は邪気を払う薬草だと考えられていました。
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中国最古の年中行事記に古くから長寿や健康の為に菖蒲湯に入ったと記されています。
5月4日に菖蒲を枕にして5月5日にはその枕を解き、それを湯に浮かべた菖蒲湯に浴したようです。
一般庶民が菖蒲湯に入るようになったのは江戸時代からです。
5月5日の夜か5月6日の朝に、菖蒲湯に入る風習がありました。
現在でも銭湯や温泉等で菖蒲湯が用意されていることがあります。
我が家も菖蒲湯の準備が整いました。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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