幸せになるためのヒント

2016年 07月14日 - 日常

東京のお盆で上京しています。
チョッと時間を作って、上野の森美術館で「ブータン」展を観てきました。
日本・ブータン外交関係樹立30周年記念事業のひとつで、「しあわせに生きるためのヒント」と副題がついています。
憶えているでしょうか、国王夫妻が被災地・福島県相馬市を訪れたのを・・・。
2011年11月19日、国賓として日本を訪れたブータンのワンチュク国王は、結婚したばかりのジェツン王妃を伴って、東日本大震災で大きな被害を受けた福島県相馬市を訪れ、被災した子どもたちを激励したほか、ブータン国民を代表して犠牲者を追悼したのです。
yjimage
「しあわせの国」として知られるブータンは、ヒマラヤ山脈の南にあり、面積は九州とほぼ同じ、人口は約75万人。
四季があり、未開の自然が残る豊かな国です。
1972年に4代国王がGNH(国民総幸福)を提唱し、無理な開発をせず、自然環境を大切にし、人々の暮らしの中にある伝統文化を守りながら、ゆっくり近代化を進めるという考えの国です。
2005年の国勢調査では、「幸せ」と回答した人が約97%を占め、世界が驚きました。
彼らが感じている幸福感は、ブータンの人々が信仰するブータン仏教、豊かな自然環境、国民からの信頼と尊敬の念が厚い王国との密接な関わりがあるのかも知れません。
ブータン展では、その根源となる伝統文化や思想が、第一章「ブータン的生活様式」、第二章「ブータン仏教と信仰」、第三章「愛されるブータン王室」に分けて展示されていました。
ブータンの人々の暮らしの中にある伝統文化を見つめることで、私たちがこれからの時代を生きていく上での「しあわせになるためのヒント」が見つかるかも知れません。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

投稿記事を読む - コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です