納経・参拝の証を大切に

2016年 11月18日 - 日常

最近、御朱印帳を持って寺社を巡る方が増えてきているようです。
然もない私どものお寺にも、御朱印帳を持って「朱印」をいただきに来ます。
img_20161118_1907361本来、御朱印は参拝者が写経をお寺に納めた際にいただく印でした。
それがいつの頃からか(一説には江戸時代後期ともいわれています)納経しなくても参拝のあかしとしていただけるようになりました。
これがやがて神社にも広がり、今では多くの寺社で頂けるようになりました。
現在では誰でも簡単に御朱印をいただくことが出来ますが、観光地などの「記念スタンプ」とは意味合いがまったく違います。
また数多く集めることを良として、まるでスタンプラリーのごとく集めまくっている女子もいますが、目的が違います。
御朱印は、御守やお札と同じく神仏や寺社名が書いてありますので、御本尊や御神体の分身といっても過言ではありません。
またどこの寺社でも、書いてくださる方は心を込めて一字一字ていねいに書き押印してくださいます。
印刷物などとは違い、まったく同じ物はありません。
あなたのためだけに書いていただいたものですので、粗末に扱わないようにし、ずっと大切に保管することが大切です。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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