鏡開き・農の初め

2017年 01月11日 - 日常

一般的に今日11日は、「鏡開き」です。
お正月は年神様をお迎えする行事ですが、その年神様へお供えする鏡餅は、年神様のより所でもあります。
「鏡開き」はその鏡餅を開くことで年神様を見送り、お正月に一区切りつける行事です。
さらに、年神様の力が宿った鏡餅をいただくことで力を授けてもらい、1年間の無病息災を願います。

昔は1月20日に行われていましたが、徳川3代将軍・家光が4月20日に亡くなったため、月命日の20日をさけて、11日に行うようになりました 。
地方によっては、15日に行うところもあります。
我が家も小正月に併せ、15日に行います。
また「鏡割り」ではなく「鏡開き」というのは、「切る」は切腹を連想させて縁起(えんぎ)が悪いため、縁起(えんぎ)良く末広がりを意味する「開く」ということばを使います。

また今日は「農のはじめ」(または「農の初め」)です。
新年最初の農業をはじめる日をさし、床の間の松をはずし、丸餅3個と一緒に田んぼに持って行き、ここで豊作祈願をいたします。
松をさし、餅を供えて、鍬で土を少しおこします。
祈願した餅を持ち帰り、いろりで焼いて家族みんなで食べるという、福島県北地方に残る正月行事のひとつです。
今はまったく行われなくなってしまいましたね。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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