春の始まり

2017年 02月4日 - 日常

今日は立春(りっしゅん)。
二十四節気(にじゅうしせっき)のはじめの節です。
暦の上ではこの日が春の始まりで、立春から立夏の前日までを春といいます。
旧暦では、立春から新しい年がスタートし、正月は立春とほぼ重なっていました。
今でも正月に「新春」「迎春」などの表現を使うのは、そのなごりです。
立春の前日の「節分」は冬と春の節目であり、大晦日のようなものです。
立春を基準にさまざまな決まり事や節目があり、立春から数えて88日目を「八十八夜」といって茶摘みをする目安にしたり、210日目を「二百十日」、220日目を「二百二十日」といって、台風などを警戒する日にしていました。

禅宗のお寺から来ている慣習なのだそうですが、新しい一年を迎える立春にはその一年がいい年であるようにと願いを込めて「立春大吉」と言う言葉を掲げるのです。
この四文字の真ん中に線を入れてみると、左右対称だという事がわかります。
表から見ても裏から見ても「立春大吉」と読めるのです。
こんな話があります。
その昔、「立春大吉」と書かれた御札が貼ってあった家に鬼が入った事がありました。
ふと鬼が振り返ると、さっき入る時に見えた立春大吉の文字が見え(鬼から見て裏側から見ている)「まだ入ってなかったのだ」と思い、逆戻りして出て行ってしまった、というものです。
これにより、「立春大吉」のお札を貼っていると厄除けになると言われているのです。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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