雨水雑感

2017年 02月18日 - 日常

今日は24節気のひとつ「雨水(うすい)」です。
立春から数えて15日目。
空から降るものが雪から雨に変わり、氷が溶けて水になる、という意味です。
草木が芽生える頃で、昔から、農耕の準備を始める目安とされてきました。
春一番が吹くのもこの頃です。
まさに昨日17日午前には、気象庁は関東地方で春一番が吹いたと発表しました。
東京では最大瞬間風速18メートルを記録しました。
しかし、今日になったら10℃も気温が下がり、本格的な春の訪れにはまだ遠いようです。
三寒四温を繰り返しながら、春に向かっていくのでしょう。

地方によっても違うようですが、この日に雛人形を飾ると良縁に恵まれるといわれていることご存知でしたか。
この日を境に寒さも和らぎ本格的な春も近いということから、雛人形を飾る日としても好まれており、良縁に恵まれるという言い伝えもあります。
我が家には娘はおりませんが、お嬢さんのおられるお宅では雛人形をお飾りになったことでしょう。
雛人形は、女の子の厄を引き受ける役目を持っていますので、お片付けする時期にも注意が必要です。。
災いを遠ざけるという意味でも、雛人形はできるだけ早く片付けた方が良いのです。
また、行事が終わったらいつまでも出しっ放しにせず、きちんと片付けさせるというしつけの意味も含まれています。
そして「片付けもできないとお嫁に行けないよ」というようなお小言が、「ひな人形を出しっ放しにしていると結婚できない」と変化し、通説になったと思われます。
さらに、そのようによくしつけられた娘が早く「片付く」(結婚できる)ように、との願いも込められています。
先人の教えは、まことに有り難いですね。

ありがとうございました。  法華坊主 joeいは

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