かんぶつえ

2017年 04月7日 - 日常

「かんぶつえ」を漢字で書いて!と言ったら、「患部杖」と書いたお方がおられたそうです。

明日(8日)は、お釈迦さまの誕生日として知られる「花祭り」です。
なぜ、花祭りと呼ばれるかというと、お釈迦さまの生まれたインド・ルンビニーの花園というのがあります。
それに見立ててたくさんの花で飾った御堂を作りお祝いをするからです。
正式には灌仏会(かんぶつえ)と呼ばれ、日本では奈良時代に、奈良の元興寺から始まったとされています。
有名な例えに、「お釈迦さまは、生まれてすぐ7歩あるいて、右手は天に、左手は地をさして『天上天下唯我独尊(てんじょうてんげ ゆいがどくそん)』と言った」と伝えられています。
実はそれだけではなく、生まれた際に八大竜王(8人の竜の王様)に甘露の水を注がれ祝福されたとも伝えられているので、その故事にならい花御堂(はなみどう)の中に置かれた仏像に甘茶を柄杓で灌いでお祝いをします。
このように「花祭り」はとても親しまれている呼び名ですが、灌仏会には他にもたくさんの別の呼び方、たとえば
「降誕会(ごうたんえ)」
「仏生会(ぶっしょうえ)」
「浴仏会(よくぶつえ)」
「龍華会(りゅうげえ)」
「花会式(はなえしき)」などがあります。
日本人は、生まれたときにお宮をお参りし、結婚式はキリスト教の教会で、亡くなったらお寺にお願いするという何でもありの信仰心のない多宗教民族ですが、せめてお釈迦さまの誕生日くらいは覚えておいていただきたいですね。

きょう桜田淳子復活か。  法華坊主 joe

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