いのちを尊び

2017年 04月8日 - 日常

ここ数日、春の暖かな陽気が続き、境内の花が咲き乱れています。
ヒアシンス、スイセン、チューリップ、ムスカリ、そしてきのう数輪咲いたサクラなど春の訪れを感じています。

その昔、花咲き乱れるインド・ルンビニーの園で、お釈迦さまはお生まれになりました。
お釈迦さまは、私たちを苦しみと悩みの海から救うためにお生まれになられたのです。
そのお釈迦さまのお誕生をお祝いするのが、4月8日の「花まつり」です。
併せて、私たちもまたこの世に生まれてきた喜びを味わなければならないのが、「花まつり」。
なぜなら、お釈迦さまのみ教えに出会うことが出来たのですから・・・。
仏教の戒めの第一は、「生き物を殺してはならぬ」(不殺生戒=ふせっしょうかい)ということです。
日蓮聖人は、「仏さまがこの世にお出ましになったのは、私たち、生きとし生けるものを憐れんでくださっているからだ」(『妙密上人御消息』)とおっしゃっています。
殺しあい、奪いあい、憎しみあっている今の世の中、だからこそお題目の信仰で、お互いの「いのち」を尊びあわなければならないのです。
昨日、米中首脳会談の最中に行われたアメリカのシリア攻撃は如何なものでしょうか。

福島。

福島もサクラ開花発表。  法華坊主 joe

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