昔の人の知恵

2017年 07月2日 - 日常

今日から七夕までの5日間を、「半夏生(はんげしょう)」と言い、雑節のひとつです。
梅雨の末期で、半夏(烏柄杓=カラスビシャク)という毒草が生える多湿で不順な頃とされています。
農家の人たちはこの日までに田植えを済ませ、どんなに気候不順な年でもこの後は田植えをしないという習慣がありました。
地方によっては、「ハンゲ」という妖怪が徘徊するという言い伝えがあり、この時期に農作業をしないようにという戒めになっているようです。
半夏生までに田植えを済ませた農家では、この日の天候で稲作のできを占います。

半夏生の頃には、天から毒気が降るとか、地面が陰毒を含んで毒草が生えるなどという言い伝えがあり、井戸に蓋をしたり、この時季に筍・わらびなどを食べることや種を撒くことを忌む風習があったそうです。
これは、田植えで疲れた体を休めるための、昔の人の知恵ではなかったのでしょうか。
農家の皆さん、ありがとうございます。

都議選、都民ファ圧勝・自民大惨敗。  法華坊主 joe

投稿記事を読む - コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です