冥途にては灯となり

2017年 08月7日 - 日常

今日は「立秋(りっしゅう)」、朝夕が涼しくなり、秋の気配が立つ頃です。
立春からちょうど半年が経過し、この日から立冬の前日までが暦の上では秋になりますが、日中はまだ残暑が厳しく1年で最も気温が高くなる時期です。
この時季は、月遅れのお盆を前に各地で夏祭りが開催されます。
まだまだ夏のレジャーを楽しむ頃ですが、よく観察してみると秋の気配を感じることができ、夏の風と秋の涼やかな風が混在し始めます。
空を見上げると、巻雲など秋の雲も見えますね。
この日から、残暑見舞いになります。

昨日のブログで紹介した「精霊棚」の飾り方について、ひとつひとつ紹介していきましょう。
まず、「ほおずき」です。
精霊が迎え火や提灯の灯りを頼りに帰ってくるといわれることから、ほおずきを提灯に見立てて盆棚に飾ります。
また農作物の収穫が少なかった時代には、鮮やかな赤のほおずきをお供えすることによって、お供え物の不足を補う意味があったと言われています。
日蓮聖人の御遺文の中に「法華経は、冥途にては灯となり」という言葉がありますが、まさにこれです。

東の空、”嵐”の前夜に満月みごと。  法華坊主 joe

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