お精霊さんと呼ばれる死者の霊をあの世へ

2017年 08月16日 - 日常

お盆最終日の今日、BSで京都五山の送り火をLIVEしていましたがご覧になりましたか?
京都五山の送り火とは、8月16日午後8時から、京都盆地の周囲の山に、炎で描かれた「大」「妙法」の文字や鳥居形、船形が次々に浮かび上がるお盆の送り火です。
お盆に迎えた精霊をふたたび送り返す、すなわち精霊送りの意味を持つ、あくまで仏教行事です。
市内の川沿いや御所など開けたところから遠望することができ、市民は静かに手を合わせ先祖に思いを馳せます。


特に「妙法」について紹介しましょう。
妙法の送り火の起源には諸説あり、確かなところは現在もわかっていませんが、ここでは松ヶ崎の妙法の麓にある涌泉寺の寺伝による説をご紹介します。
送り火が一般に行われるようになったのは、仏教が庶民の間に浸透した中世ごろといわれています。
また「妙」と「法」は同時に書かれたのではなく、妙が法より先に書かれたものであることが伝えられています。
鎌倉時代末期に日蓮大聖人の孫弟子である日像聖人が、村人に法華経を説き、一村をあげて天台宗から日蓮宗に改宗しました。
そのとき日像聖人が西山に「妙」の字を書いたと伝えられています。
また東山の「法」の字は、それより遅れ江戸時代に日良上人が書いたと伝えられています。
皆さんは、ご先祖様を無事お送りすることができましたか。

聖光学院、5-4逆転勝ち。  法華坊主 joe

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