悟りの世界こそが「彼岸」

2017年 09月19日 - 日常

彼岸には春彼岸と秋彼岸があります。
それぞれ、春分の日、秋分の日(今年は9月23日)を中日とし、その前後の3日を合わせた7日間を彼岸といいます。
よって明日は秋の彼岸の入りです。

春分と秋分は太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになる日ですが、お彼岸にお墓参りに行く風習は、この太陽に関係しています。
仏教では、生死の海を渡って到達する悟りの世界を「彼岸」といい、その反対側の私たちがいる迷いや煩悩に満ちた世界を「此岸」(しがん)といいます。
一般的に、彼岸は西に、此岸は東にあるとされており、太陽が真東から昇って真西に沈む秋分と春分は、彼岸と此岸がもっとも通じやすくなると考え、先祖供養をするようになりました。
春分と秋分は、いずれも二十四節気のひとつで、暦の上では春と秋の折り目となります。
春分と秋分は、昼と夜の長さがほぼ同じになりますが、 春分以降は昼が長くなるため寒さが和らぎ、秋分以降は秋の夜長に向かうため涼しくなっていきます。
こうして秋の彼岸を迎えれば厳しい残暑や寒さに目処がつくため、「暑さ寒さも彼岸まで」というようになりました。
明日からの7日間は仏道修行の一週間でもありますから、普段おろそかにしている信仰心を奮い立たせ、ご先祖様の供養とご自身の罪障消滅にご精進ください。

豊田議員、「謝罪の態度が違うだろ!」  法華坊主 joe

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