満願が成就しない諦観

2017年 11月1日 - 日常

今日から11月。
今朝はとっても寒く、二本松市は今季最低の2.1℃。
さすがにタンクトップと半パンじゃ寒いと思うよ(笑)。
そして、ふた月綴りのカレンダーは、最後の1枚となりました。
11月は、別名「霜月(しもつき)」といいます。
霜が降りる頃であることから、「霜月」と呼ばれるようになったというのが一般的のようです。

今日は、旧暦の9月13日です。
「十五夜」を「中秋の名月」と呼ぶのに対し、「十三夜」は「後の月(のちのつき)」「豆名月」「栗名月」ともいいます。
旧暦の毎月13日の夜を「十三夜」といっていましたが、9月13日の夜は「十五夜」についで美しい月とされ、宮中では古くから宴を催すなど月を鑑賞する風習がありました。
「十五夜」は中国から伝わったものですが、「十三夜」は日本固有の風習で、秋の収穫祭の一つではないかと考えられています。
一般に「十五夜」に月見をしたら、必ず同じ場所で「十三夜」にも月見をするものともされていました。
これは「十五夜」だけ観賞するのは「片月見」といって縁起が悪いとされ、忌まれていたからです。
戦前に流行った「十三夜」という歌には「夢の昔よ別れては 面影ばかり遠い人 話すにも何から話す振袖を 抱いて泣きたい十三夜」という歌詞があります。
「十三夜」は満願が成就しない諦観が、日本古来の「わび・さび」に通じるところから珍重されたようで、なんと艶っぽいですね。
「片月見」は、恋愛なら片思いということ、かなわぬ恋もロマンチックであるように、「十三夜」も満月前の風情がある名月で、法華坊主は大好きです。
皆さんのお宅からは「十三夜」を拝することができましたか。

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