変わりやすい心は男女共通

2017年 11月4日 - 日常

ポカポカ陽気の昨日と打って変わり、今日は時々冷たい雨が降る寒い一日でした。

お天気が変わりやすいのもこの時季の特徴で、これを変わりやすい人の心になぞらえ、「女心と秋の空」と言うようになりました。
江戸時代は「男心と秋の空」と言っていたそうです。
男性の変わりやすい心を例えていますが、主に女性に対する愛情が変わりやすいことをさしています。
では、「女心と秋の空」と言われるようになったのは、いつからなのでしょうか?
明治時代の尾崎紅葉の小説に、「欧羅巴の諺に女心と冬日和といえり」という表現が出てきます。
おそらくこれはイギリスの、「A woman’s mind and winter wind change often」(女心と冬の風)ということわざのことで、変化しやすい冬の風を女心にたとえたもの。
この頃から「女心」へ変化してきたようです。
その後、大正デモクラシーで女性の地位が向上すると、恋愛の価値観も変わってきました。
女性が自由に意思表示できるようになったこともあり、この頃から「女心と秋の空」とも言われるようになってきたようです。
ただ、「男心と秋の空」とは少し意味合いが違い、女性の喜怒哀楽の感情の起伏が激しいことや、移り気なことも示しているようです・・・。
昭和以降、「女心と秋の空」も定着していきますが、『広辞苑』に初めて掲載されたのは1998年で、まだ最近のことです。
今だにほとんどの辞書が「男心と秋の空」を載せているようです。
「男心と秋の空」と「女心と秋の空」はどちらも正解です。
変わりやすい心は男女共通なのですね・・・。

福島大笹生-米沢北、今日開通。  法華坊主 joe

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