私の研究

2013年 04月22日 - BLOG巧於難問答

久々の更新です。
先週は、研究所の仕事である某本山の『御宝物目録』の作成に関わりまして、毎晩、終電での帰宅となりました。
そして、今週を乗り切れば、来週は1週間の休みです。
ゴールデンウィークに、日隆聖人の550遠忌のために、関西へ行く予定も決まりました。

先週は、各所で研究発表を重ねて、今は研究論文を執筆しています。
15分で話す原稿と、レジュメを作ることは、容易ではありません。

私の研究は、日蓮聖人著『立正安国論』の一研究であります。
一昨年の3月11日の地震を、福島県で体験したために、日蓮聖人の災害観を学びたいという理由からこのテーマを選択しました。

そして、その考察の結果、日蓮聖人が『立正安国論』を執筆したその根幹には、「大悲代受苦」という思想があるといえます。慈悲の心で、他者の苦しみを代わって受けるという精神は、まさしく菩薩行です。『立正安国論』は、日蓮聖人の魂の著述!それを学ぶ機会を得たことが、今の自慢であり喜びです。

≪写真≫ 立正安国論 法華経寺蔵 国宝

『日蓮聖人真蹟集成』2巻(法蔵館)より

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