目録とは…
2014年 03月5日 - BLOG巧於難問答
久々の更新です
昨日は、目録作成のため国会図書館にて1日を過ごしました
私は今、近現代の日蓮宗教学史における日蓮聖人遺文集や、『立正安国論』注釈書の目録を作成しています
少し話は変わりますが、私はこの目録作成を昨年度の卒業論文より継続して行っています
ある時、「学者」なのか?自称「学者」なのか?そのような立場にある方に、「なんの勉強をしているのか?」と尋ねられたことがありました
私は、前述のように目録の作成に努力していましたから、「遺文集や注釈書の目録作成をしています」と、答えました
そしたら、「そんなことをしても意味はない、もっと教学に関わることをするべきだ」と言われました
数年前の私は、否定されたことへのショックでなにも答えられませんでした
ですが、今なら胸を張って言えるかもしれません
「今、私がやっていることにこそ意味がある・・・」と
研究のスタートは、先師の足跡をたどることからだと教わりましたので、そのように言えるのです
料理をするにしても、材料をそろえて、下ごしらえをしなければ始まりません
きっと、その方は材料がきれいに整っているところからが、研究のスタートと思っているのでしょう
申し訳ないですが、ナンセンスです
1月の終わりに、研究所の先輩が博士論文を提出されました
すごく偉大なことです
今の私では、足元にも及びませんが、来年度の論文提出を通過点として、ずーっと『立正安国論』研究に従事していきたいと、思いを新たにした1日でした
写真は、帰り道にみえた国会議事堂と東京タワーです・・・