日常

10日間のご無沙汰でした。 

2013年 10月21日 - 日常

10月12日の誕生日を迎えて以来、意図的にお休みさせていただきました。
その間、暑さ寒さの温度差のせいで体調を崩しているのでは?、あるいはどこか遠くに旅しているのでは?といったご心配のメールをいただきました。
どうもありがとうございます。
体調もすこぶる万全、ちょこちょこと出かけてはいましたが国内に滞在して、元気にしております。

この10日間を振り返ってみますと、13日にお祖師さまの御会式をおつとめしました。
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ちなみに、会式(えしき)とは「法会の儀式」のことで日蓮聖人に限ったことではありませんでしたが、江戸時代より「大師は弘法にとられ、祖師・会式は日蓮に占められる」とまでいわれたほど、会式といえば日蓮聖人のお命日の法要を指すようになりました。

14日の法務を済ませて、翌日から被災地巡りを予定していたため仙台に集合し、月一の仲間と一献交わしました。
月例の被災地における供養と祈願は、一部マンネリになっているような気もいたしますが、これからも継続して行うことが大切ですので「いつもはじめ、いつもはじめ」との思いで執り行いました。
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閖上日和山、閖上中、荒浜海岸と通い慣れた被災地は、月日が経つごとに人々の心から風化されて行くような気がいたします。

19日には、親しい後輩が住職する金沢のお寺で、創建四百年の大法要が行われるため、東北道・磐越道・北陸道を500㎞・・・車を走らせての一人旅。
法要当日(20日)は、あいにくの雨降りでしたがこれも仏様の甘露の涙。
厳かにそして賑々しく奉修された法要は、由緒ある建造物を護る歴代住職とそれを取り巻く檀信徒の篤き信仰を窺い知ることができました。
そして今日、また車を走らせて復路につきましたが、途中休憩したSAから磐梯山を見て「あ~福島に帰ってきたなぁ」と安堵のため息が出ました。
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楽天が日本シリーズ進出を決めました。僕もまた明日から頑張ります。
ありがとうございました。  法華坊主 joe

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10月12日  今日は何の日

2013年 10月12日 - 日常

10月12日は、1月1日から数えると285日目にあたり、大晦日まであと80日に当たる日です。

信仰的には、弘安5(1282)年10月13日に亡くなられた吾が祖・日蓮大聖人お会式のお逮夜(=法要の前夜)の聖日です。

また「芭蕉忌」といって、江戸時代の俳人・松尾芭蕉の命日でもあります。

さらには「豆乳の日」です。
10月は体育の日があることから体に気をつける月、12日はとうにゅう(10と2)と読めることから、日本豆乳協会が制定したそうです。
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古くはイギリスのエドワード6世、先般エベレスト登頂を果たした三浦雄一郎さん、女子プロボウラーの中山律子さん、雅楽演奏家の東儀秀樹さんなどが、この日の生まれです。

そしてBLOG執筆者の私も今日が誕生日で、ごじゅううん歳(四捨五入すると60歳)になりました。
今後とも親しくおつきあいくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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ザクロ  収穫してお供えしました

2013年 10月11日 - 日常

今日も暑いですねぇ~。
境内には大ぶりのザクロ(柘榴)がたくさん実っていますので、収穫して鬼子母神さまにお供えしました。

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前にもお話ししましたように、ザクロと鬼子母神さまとは深いつながりがあります。
お釈迦さまが、子供を食う鬼神「可梨帝母」=(鬼子母神の前身) に柘榴の実を与え、人肉を食べないように約束させたといいます。
以後、可梨帝母は 鬼子母神として子育ての神になたというお話です。
柘榴が人肉の味に似ているという俗説は、この伝説より生まれたといいます。

ザクロは、観賞用・食用・薬用など多様な才能を保持しています。
お供えの後は、ご功徳をいただいてザクロジュースでも作ってみます。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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もってのほか・・・   とんでもないことです

2013年 10月10日 - 日常

「もってのほか」という食材をご存じでしょうか。

「もってのほか」を国語辞書を引いてみると
 1 とんでもないこと。けしからぬこと。また、そのさま。「―な(の)振る舞い」
 2 予想を越えて程度がはなはだしいこと。また、そのさま。
と記されています。

山形の友人から「もってのほか」が届きました。
「もってのほか」とは、食用菊のことです。

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秋の山形を紹介する味として、「食用菊~もってのほか」は欠かすことのできない旬の食材だそうです。
独特の風味と味の良さ、美しさから、「食用菊の王様」と呼ばれています。
正式には「延命楽(えんめいらく)」という名の品種ですが、「もってのほか」「もって菊」という愛称で広く知られおり、この一風変わった名前の由来は、「天皇の御紋である菊の花を食べるとはもってのほか」だとか、「もってのほか(思っていたよりもずっと)おいしい」といったことだとかいわれています…。
酢の物、おひたし、ごま和えなどレシピはたくさんありますが、僕はおひたしが大好きです。
皆さん、「もってのほか」をお待ちしていま~す。と言うことが、もってのほかか?

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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今日もフェーン現象の影響で、あっつ~い一日

2013年 10月9日 - 日常

台風が低気圧に変わっても、あっつ~い。
今日は特に北陸地方を中心に記録的な暑さとなりました。
新潟県糸魚川市では気温が35度を超えて、10月としては全国初の猛暑日となりました。
また、真夏日地点数は130地点以上となっています。
100地点を超えるのはアメダスの展開が完了した1978年以降で、最も遅い記録だそうです。

今年は有難いことに、10月から11月まで日曜日にいろんな催事が行われ、家を空けることが多くなりそうです。
よって、毎年恒例の七五三の合同祈願を11月2日と9日の土曜日に奉修することとしました。
お子さん、お孫さん、お近くのお子さんで、ご祈祷を受けられる方はお申し込みください。

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男の子は3歳・5歳。女の子は3歳・7歳で祝うのが一般的ですが、地方によっては年齢や祝い方に違いがあります。
古くは、3歳は髪置き、5歳は袴着、7歳は帯解きの祝いと呼ばれました。
七五三は子供の健やかな成長を願う行事ですが、詳しくは来月になってお話ししましょう。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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寒露 というのに 30.0℃  何だこりゃ!

2013年 10月8日 - 日常

今日は二十四節気のひとつ「寒露(かんろ)」。
寒露とは、草花に冷たい露が宿るという意味です。
秋の長雨が終わり、秋も深まり始める頃で、秋分ののち15日、現在の暦では10月8.9日ごろにあたります。
東日本ではもみじの紅葉が始まり、農作物の収穫も行われます。
露が寒冷にあって凝結しようとするの意があり、秋の深まりを思わせる命名であるようです。

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寒露の今日、福島市の最高気温は8月下旬並みの30.0℃。
衣替えが済んだから冬物の着物を着ていましたが、午後からはせっかく仕舞ったタンスから夏物を出して・・・。
この陽気どうなっているのでしょう?
季節外れの暑さをもたらした台風24号。
台風周辺海域および進路にあたる海域は大しけに、台風の進路にあたる地域は暴風や大雨に厳重な警戒が必要、と報じられていますからお気を付けください。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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案ずるより産むが易し !! お疲れさまでした

2013年 10月7日 - 日常

昨日は、山梨・河口湖畔のお寺で客殿(きゃくでん)・庫裡(くり)の落慶法要がありました。
客殿とは、「貴族の家や寺院などで、客を接待するために造られた建物。または、広間。」のことです。
庫裡とは、「寺院で、食事を調える建物。 住職やその家族の住む場所。」のことです。

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そのお寺さまは、日蓮大聖人の時代に真言宗から改宗したお寺で開創以来750年の古刹です。
昨日の朝まで雨降りで、120名近いお稚児さんの行列も心配されましたが、徐々に天候も回復し、諸事全てが滞りなく奉行されました。
おめでとうございます。
法要スタッフの一人を命じられた私も、失敗せぬようお勤めさせていただきました。ありがとうございました。
「案ずるより産むが易し」のごとく、皆さんの協力で前日までの不安材料も一掃され、素晴らしい法要となりました。
ますますのご隆昌をお祈り申し上げます。

自坊の法務を済ませ3日の夕刻に出発し、東京を経て河口湖へ・・・。
昨日、法要&祝賀会終了後に山梨を出発し、東京を経由して5日振りに今日福島に帰ってきました。
チョッとした小旅行気分です。
有意義な機会を与えていただきましたご住職はじめ寺族の皆さまに感謝いたします。
お後、お疲れ出ませぬようお大事くださいませ。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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秋の一日  落成の慶事はうれしいですね

2013年 10月4日 - 日常

今日、朝からお訪ねした山梨県河口湖は最高気温が13.1℃の涼しさ、イヤ寒さです。
お訪ねの理由(わけ)は、私の父、私自身、そして私の二人の子供たちがお世話になっている、いわゆる半世紀に亘って親交のあるお寺さまの慶事が6日に奉修されるため、今日からお伺いしました。

聞いてみると、今日の福島は最高気温12.9℃。
やはり福島も涼しいを超して、寒い一日だったのだぁ なんて納得して遠距離お手伝いをさせていただきました。

日蓮大聖人の諭された有名な四字熟語のひとつに「異体同心」という言葉があります。
読んで字のごとく、体はそれぞれ異なっていても同じ心を持ち合わせれば困難なことも成就する、というお教えです。

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今日も多人数の同信の有志が参集したからこそ、準備が滞りなく済んだわけです。
明後日の慶讃大法要が無事奉修出来ますよう、同心の皆さまと一緒に努力精進させていただきます。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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稲刈りが始まりました

2013年 10月3日 - 日常

台風22号が去って、まだはっきりしないお天気ですが、寺の周りの田んぼでも稲刈りが始まりました。
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「米」の漢字を調べて見ますと、
1 五穀の一。こめ。「米価・米穀・米作・米飯/五斗米」
2 長さの単位。メートル。「平米・立米(りゅうべい)」
3 アメリカ。「米軍・米国/欧米・親米・渡米・南米・日米・反米」
4 (文字分析から)八八歳。「米寿」
があります。

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子供のころ、飯台でごはんをいただいている時、お茶碗の縁に一粒でもお米が残っていると、よく叱られたものです。
味噌汁の具、たとえば豆腐ひとかけ残っていても怒られなかったのに、お米には厳しかったですね。
これは我が家ばかりでなく、どこのお宅でもそうであったはずです。
それは、農家にとってお米がどれほど大事なものであったかという証明です。

「米」という文字を分解すると「八十八」となります。
これは、「お米が実るまでに八十八回も手をかけるから」と言われています。
現在では、機械化が進んだことにより作業の手間も減ってはいますが、良質なお米を作るためには、春の種もみの準備から秋の稲刈り、乾燥、もみすりまで、たくさんの時間と労力が必要です。
植物としての稲、 その実を収穫・脱穀して米、 米を炊いてできる食物は飯(めし)。
漢字からも主食であるごはんに込められた先人たちの深い思いがうかがわれます。
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今も私は、米粒を残す奴が許されません。子供たちにもそう言って教えています。
収穫の秋、米ばかりでなく全ての農作物に対して、生産者の心を踏みにじるような食生活を、消費者は行ってはいけませんよね。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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きしもじんさま と ザクロ

2013年 10月2日 - 日常

どんよりと厚い雲に覆われた一日ではありましたが、台風22号の影響も少なく安心いたしました。

境内の柘榴(ザクロ)がたわわに?実っています。
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鬼子母神さまとザクロには、次のような逸話があります。
『鬼子母神には子供が500人もいたが性質が大変凶暴で、人間の子供をつかまえては3度の食事としていた。人々は大変苦しみ、お釈迦様に助けを求めた。お釈迦様は鬼子母神の一番末の子供を捕らえて隠してしまった。鬼子母神は気が狂ったように子供を探し回ったが子供は見つからない。途方にくれたとき、ある人の勧めでお釈迦様に助けを求めたところ「おまえは500人も子供がいて、そのうち1人いなくなっただけでそんなに苦しんでいる。 人間は1人か2人しかいない子供をおまえに食べられているのだ。これらの親の気持ちが分からぬか」と詰問した。鬼子母神は子供が無事に帰ったら人間の子供を食べるのは止めますと誓い、お釈迦様はその誓いに免じて子供を返し、「今後、人肉が食べたくなったらザクロを食べよ」と諭した。それからはお釈迦様に帰依し、安産と子供の守り神となって仏に仕えるようになったとさ・・・』というお話です。

あるいは、「ザクロの実には、たくさんの種が含まれている。そのため、古くからザクロは、子福と豊穣の吉祥果として親しまれ、500人の子宝に恵まれた鬼子母神を象徴するのに、まことにふさわしいものとなったとさ・・・」という説もあります。

いずれにせよ、鬼子母神さまとザクロは深い関係があり、鬼子母神様をご奉安しているお寺の境内には、ザクロの木が植えられているところが多いようです。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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